クッキー作りに挑戦!

パン屋がクッキーを作ったら

日本においては「パン屋」と「洋菓子屋」の二つは全く違うお店として扱われていますが、ヨーロッパではその二つは明確に分かれていません。

というかそもそも焼き菓子とされるものの範囲が非常に広いので、どこまでがパンでどこからがお菓子かという境界線が曖昧な場合が多いのです。

考えてみればクロワッサンなんかは品物によってはたっぷりバターを使ってシュガーをかけていますし、アップルパイなんかはパンでもありお菓子でもありますよね。

私の勤務をするパン屋でも新商品としてちょっとした甘いものを考えており、そのためのアイディアを今みんなで出し合っているところです。

気軽に作ることができる焼き菓子といえばやっぱり一番なのはクッキーですね。
個人的にはスタバで買うことができる大きいクッキーが大好きなので、うちの店でもそうしたものがあればいいなとずっと思っていました。

そこで今試しに商品になりそうなクッキーをいくつか作って他の職人さんと一緒に感想を言い合っています。
作ってみてわかったのですが、大きなクッキーを平均的にキレイに焼き上げるというのは結構大変です。

中に入れるフルーツやチョコレートなんかについてもなかなか意見が分かれるところで、どういった方向でお客さんにアピールしていくか試行錯誤の毎日です。

フランスのお土産としても有名なクッキー

フランスに旅行に行った人の多くがお土産として購入してくる品物の一つに「ラ・メール・プラール」のクッキーがあります。
ラ・メール・プラールといえば横浜のみなとみらいや名古屋に支店も出している有名店ですが、その中でもクッキーは大変人気の高い商品です。
ラ・メール・プラールのクッキーはちょっと特殊で「ガレットクッキー」という伝統的な粉菓子として作られているものです。

お店で新しくクッキーを商品にするなら普通のバター生地をふんだんに使ったものよりも、よりボリューム感のあるお菓子の方がよいのではないかという話になり、このガレットクッキーということになりました。

ガレットクッキーの作り方は基本的には最初にバターを常温にまで溶かし、そこに塩や粉砂糖を入れてさらに卵黄、洋酒を加えて最後に生地のもととなるパウダーを加えます。

ガレットに使用するパウダーはそば粉であったりアーモンドパウダーであったりといろいろなバリエーションがあるのでそこに変化をつけることでまた個性的な味にしていくことができます。

実際に作ってみたところ色艶もあるインパクトのある素朴な見た目になりました。
ちょうどお菓子とパンの中間のような見た目というところもかなり気に入っています。
まだまだ研究途中なので実際に商品化するかどうかはわかりませんが、自分としてはかなりよい出来になったと思っています。