日本の結婚式

仏前結婚式について調べてみた

最近注目されている結婚式

和装結婚式のスタイルについて調べていたところ、珍しい結婚式をあげたカップルの話題を目にしました。
お笑い芸人の東貴博さんとタレントの安めぐみさんが結婚式を行ったのは浅草寺の伝法院で、仏前結婚式というスタイルだったのです。
仏前結婚式とは仏様の前で結婚式を行うというものですが、あまり聞いたことがない方法だったのでかなり気になりました。
仏前結婚式について調べてみたことをご紹介します。

参考:http://www.earth-garden.jp/goodlife/42988/

仏様に見守ってもらいながら結婚する

日本人は普段から熱心に何らかの宗教を信仰しているという方は少ないと思いますが、先祖代々仏教の檀家だったという方も多いはずです。
結婚式はキリスト教によるチャペルで、年末年始などお願いごとがある時には神社へ参拝して神頼み、亡くなった時には仏教で葬儀を行う…というように人生の中で信仰する宗教がバラバラという珍しい民族であることも日本人の特長といえます。
しかし最近は仏教の教えに共感して仏前結婚式を行う若いカップルが増えているそうです。

仏教の教えによると、一度結婚をした夫婦は来世でも縁があって結ばれることになるとされています。
もちろん今世でも末永く仲良く幸せに暮らしたいとの思いと、生まれ変わったとしてもまた一緒になりたいという思いが若いカップルの共感を得ているのだと考えられます。
仏前で結婚式を行うことによって、ご先祖様に結婚をしたことの報告を済ませてご先祖様のおかげで二人を巡り合わせてもらったということに感謝する意味も込められています。
私達は日頃からご先祖様に見守られているのだと改めて気付かされる大事な儀式といえるかもしれませんね。

指輪の交換がない!?

仏前結婚式では他の結婚式では定番ともいえる指輪の交換は基本的に行わないそうです。
その代わりとして行われるのが念珠の交換という儀式です。
結婚というお祝いの席でもあることから、通常よりも華やかな印象のする数珠を交換し合うという光景が見られます。

なお、希望をすることで指輪の交換も一緒に行うこともできるそうです。
さすがに念珠は毎日持ち歩くということはほとんどないので、指輪を交換して常に身につけていた方が良いという印象を受けますね。

仏前結婚式は粛々と儀式が進められていき、僧侶からの法話が終るまでには大体40分位になると予想されます。
お寺で行うこともできますが、結婚式場などでも行うことができる場合もあるそうです。
場合によっては自宅でも行うことができるそうです。
仏前結婚式に興味がある場合は菩提寺の住職さんに相談をしてみると良いそうです。

基本的に参加する方は新郎新婦の家族や親族だけという場合や、新郎新婦と仲介人だけという場合など様々です。