私の好きなクロワッサンを紹介

私が大好きなクロワッサン

前ちらっと話をしたかと思いますが、私が1番大好きなパンはクロワッサンです。
サクサクした生地を売りにしているタイプもあれば、しっとりした生地が特徴のクロワッサンなど、お店によってテイストが違うので、クロワッサンメインでパン屋巡りをするのが私の趣味でもあります。

彼も私の影響でクロワッサンが好きになったので、仕事帰りにパン屋さんに行っておみやげを買ってきてくれます。
今日は私の愛してやまない好きなクロワッサンの歴史をはじめ、種類やよく食べているものをご紹介しますね。

クロワッサンの歴史

当初私は、クロワッサン=フランス生まれだと思っていました。ですが、実際のところクロワッサンの由来はトルコだそうです。

街のパン屋がクロワッサンを広めた説

1683年、オスマン帝国がウィーンを攻め落とすために、地下から坑道を掘って城壁内に侵入しようとしたところ、街のパン屋が気づき、ウィーン守備軍に伝えました。このパン屋の報告がきっかけで、オスマン軍の包囲を破り、結果戦いに勝利しました。

その際に、オスマン帝国を象徴する三日月形のパン(キプフェル/キッフェルン)を作り食べたのが、クロワッサンの起源だといわれています。

フランスに広まったクロワッサン

このキプフェル(キッフェルン)をフランスに持ち込んだのは、かの有名なマリー・アントワネットだそうです。キプフェルは今のようなクロワッサンとは違い、バターを使用していないため、ロールパンに近いあっさりとしたパンでした。

そんなクロワッサンをフランスに広めたお店が「ブーランジェリービエンノワーズ」。

今のクロワッサンに近い食感で提供したところ、たちまち人気を博しました。キプフェルが三日月だったこともあり、フランス語で新月を意味するクロワッサンという名前で呼ばれたそうです。

その後、キプフェルに近いパンを売り出すパン屋が続々と出店され、19世紀頃に今のようなクロワッサン生地が登場しました。

クロワッサンの種類

クロワッサンの種類には、マーガリンを用いた三日月形のクロワッサン「クロワッサン・オルディネール」と、バターを用いたひし形の「クロワッサン・オ・ブール」の2種類があります。
私が小さい頃、前者をよく見かけましたが、最近は後者の形が多く販売されている感じがします。

クロワッサンを美味しく食べるコツ

クロワッサンを買ったらすぐに楽しみたいものですが、温めるとより一層美味しく食べられます。保存方法や温め方にはポイントがあるので、それを守ると焼き立てのクロワッサンがお家でも味わえますよ。

保存・解凍方法

クロワッサンに冷凍庫の匂いが移ると美味しさが損なわれるため、一つずつラップで包みましょう。
包んだらジップロックのような密封できる袋や容器に入れて冷凍してください。食べるときは冷蔵庫で一晩解凍するか、15~30分ほど自然解凍します。

温め方

クロワッサンを焼く前に、まずはトースターを十分に温めましょう。庫内を温めた後、クロワッサンをアルミホイルで包み、5分程度焼きます。

バターがたっぷり入っている生地なぶん焦げやすいので、アルミホイルで包んで美味しさを保ちましょう。
焼いた後は、すぐに取り出さずそのまま庫内にしばらく置いてください。少し冷ますと、パイ生地に含まれる油脂分が固まり、サクサク感がアップします。

トースターがない方は、電子レンジで温める方法がおすすめです。
耐熱皿に解凍したクロワッサンをのせた後、600Wで20秒ほど温めましょう。バターのほのかな食感とふんわりとした生地が楽しめます。

オーソドックスタイプや進化系クロワッサンどちらも好き

オーソドックスなクロワッサンはもちろん、進化系クロワッサンどちらも大好きです。

パン・オ・ショコラ

四角い形にかたどられたパン・オ・ショコラは、フランス生まれのパンです。「チョコレート入りのパン」という意味で、2筋のチョコレートが詰められているのが特徴。子どものおやつとして食べられているそうです。

朝食や昼食の定番であるパンで、フランスでは温めて食べることが多いとのこと。もともと温かい状態で販売されているほか、注文後に温められた状態で受け取れるようですよ。

クロワッサン生地とチョコレートというシンプルな組み合わせなぶん、お店によって工夫が凝らされているパンといわれているため、初めて行くパン屋では是非とも食べてみたいところです。

ちなみに私は、パン屋はもとよりコストコでパン・オ・ショコラを購入します。24個入っているのでたくさん食べたいときにおすすめです。とはいえ、2人暮らしでは食べきれない量なので、友人とコストコに行ったときにシェアします。

パン・オ・レザン

レーズン好きな方に食べて欲しいのが、パン・オ・レザン。
フランスの朝食の定番とされるこのパンは、らせん状の形を成す生地にたっぷりレーズンが練りこまれているのが特徴です。ラム酒の香りがほのかに漂うパンで、フランス語では、ヴィエノワズリー(菓子パン)やエスカルゴ(かたつむり)と呼ばれています。

焼きたてのパン・オ・レザンを楽しむなら通販がおすすめです。
成城石井では、ミニパンと少し大きめのタイプの2種類が販売されています。私は以前、前者のミニパンを購入して食べました。常温で30分解凍後、180~200℃のオーブンで約12~15分焼けば完成です。

焼いている最中はバターの香りが部屋中に漂い、この時点ですでに幸せを感じます。サクッとした生地とカスタードのふんわりとした甘さが絶妙。休日の朝にぴったりのパンなので是非お試しを。

クロワッサン・オ・ザマンド

ちょっと甘めなクロワッサンが食べたい方にぴったりなのが、クロワッサン・オ・ザマンドです。
サクッと歯ざわりが良い生地こそ、クロワッサンの醍醐味とされますが、このパンは見た目が少しつぶれていて、シロップに漬けられたしっとりとした生地が大きな特徴。

このパンが生まれたきっかけはフードロス問題が大きく関係しています。
サクサク生地が少し損なわれたクロワッサンを美味しく食べる工夫が施された結果、クロワッサン・オ・ザマンドが生まれました。当初はフードロス対策として作られたパンですが、今やこれを作るために焼いているそうなので、何がどう転ぶか分からないものですね。

ちなみにオーソドックスなクロワッサン・オ・ザマンドは、中にアーモンドクリームをはさみ、かつ上からもこのクリームをかけて焼き上げるタイプです。もちっとした内側の生地と、香ばしい表面の歯ざわりがなんとも心地良く、ケーキを食べている感覚になります。

お店によってはアーモンドクリームに加え、チョコレートもはさんでいる商品もあるようですよ。
また、お店独自のシロップをクロワッサン生地にしみこませて焼き上げるクロワッサン・オ・ザマンドもあるので、パン屋によってテイストが異なるのも楽しいですね。

このクロワッサン・オ・ザマンドを心ゆくまで楽しみたい――。そんな方は、札幌にある「necono onaca(ねこのおなか)」という店を訪れてみてはいかがでしょうか。

私はまだ行ったことがありませんが、数多くのクロワッサン・オ・ザマンドを提供している夢のような専門店です。

その日や時間帯によって、店頭に並ぶパンは異なるそう。もし行くとしたらベーシックなタイプは是非とも食べたいところですよね。

時期によってはフルーツをはさんだ商品もあるようですよ。ネットで「シャインマスカット」を見つけて、つい凝視してしまいました。
お店の店名でもある「ねこのおなか」はカスタードが飲み物かと思うくらいたっぷり入っているみたいなので、これも買いですね。

サンマルクカフェのクロワッサン

サンマルクカフェに行くときは絶対にチョコクロを頼む私。
なんなら店内で食べてテイクアウトもします。チョコクロだけで満足できない場合は、プレミアムチョコクロ ダマンドも頼んで、クロワッサンを思う存分味わいます。

季節限定のメニューを食べるのも楽しみの一つ。今はプリンとバナナをテーマにした新商品が出ているようです。

サクサクのアーモンド生地の中にはプリン風味のチョコレートが閉じ込められていて、上から絡めるソースがかかっているという、ぜいたくなクロワッサンです。

自宅近辺にサンマルクカフェが無い方は通販で購入できますよ。

通販サイトでは、おなじみのチョコクロをはじめ、チョコチップが練りこまれたサクサク食感が楽しいチョコクロラスクや、濃厚カスタードがたっぷり入ったクロワッサンもあります。

個人的に気になるのが、濃厚なチョコクリームが入れ込まれた黒のリッチチョコです。
いつも食べているチョコクロに比べ、チョコがたっぷり入っているので、1個でも十分に楽しめるかと思います。生地から作れるチョコクロキットもあるので、お子さんとクロワッサン作りを楽しみたい方にもぴったりです。

サンマルクカフェオリジナル・ドリップコーヒーやYUZU TEA(ゆず茶)も販売しているため、チョコクロのお供に準備してティータイムを楽しみたいですね。

クロワッサンたい焼き

たまに無性に食べたくなるのが、築地銀だこのクロワッサンたい焼きです。
クロワッサンというよりほぼパイに近いですね。もともと築地銀だこが好きでよく食べていたので、このクロワッサンたい焼きが現れたときは、とっても嬉しかったです。

ちなみにこの冬は、白と黒のホワイトショコラを食べました。
ショコラ風味のクロワッサン生地にはザラメとアーモンドスライスがトッピングされています。ホワイトチョコレートとマスカルポーネが入ったミルク感あふれるクリームが、しっぽまでとろーんと入っているので、一つでも大・大満足でした。

春にはあまおういちごみるくが販売されていたようですが、その情報を見逃してしまい、食べることができず…。
いちご果肉を練りこんだ生地に、あまおうクリームと練乳クリームが包まれていたとのこと。字面からして絶対に美味しいに決まっている商品です。